道楽じみている

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思いつきを深掘りする雑記

ハイスタの新作「The Gift」を聴いたら恥ずかしい記憶が蘇ってきた

1997年5月。

当時、インターネットなんて使えなかった自分は本屋で雑誌を読むことが社会と自分をつなぐ接点でした。

 

テレビやラジオじゃ知り得ないタイムリーな情報はすべて雑誌まかせ。

自分はバンドなんぞもやってたんで特に音楽雑誌を重点的に読んでたんですけど、その時期にあらゆる雑誌でちょこっとずつ紹介されてるバンドがあったんです。

 

「Hi-STANDARD」

 

ハイスタンダード??

地元の狭い範囲で生きていた自分は初めて聞く名前。どーやらこの日本人の男3人組のバンドが近々新しいアルバムを出すってことらしいんです。

 

略してハイスタ。

雑誌に載ってた写真は変顔だったり3人でふざけあってるような感じ。隣のページでカッコつけまくってる某バンドとの対比が凄まじいことになってます。

ハイスタって何者?

で、よーく読んでみると扱いはそんな大きくないんだけど書かれてる内容がスゴイ。

見た目フツーの兄ちゃんなんだけど只者じゃない!ってことが色々書いてありました。

 

  • こんなに楽しい音楽は他にない
  • 見た目はフツーの兄ちゃんだけど音がスゴイ
  • 聴くと不思議と元気になる
  • メロディがステキすぎる
  • 洋楽かと思った
  • バンドサウンドが文句なしにカッコイイ

 

と、かなり褒め称えられてたんです。

 

うう・・。

 

そんなこと言われたら気になるわーーーい!!!

 

・・ということで、 14歳だった自分は泣けなしの小遣いでその時発売されたニューアルバムを買ったんです。

 

それがこれ。

 

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「ANGRY FIST」

タイトルとジャケットがとんでもなくロック。

そしてその中身は一曲目から飛ばしまくってて度肝を抜かれました。

 

「え?あの雑誌の兄ちゃんたちがコレ演奏してんの?」

 

リアルに間違えて別のバンド買ったんじゃないか?って思うほど「変顔の兄ちゃんたち」「演奏」にギャップがありました。

 

さらに全曲英詞で良い意味で日本人ぽさが無い。

だけどその反面、日本人好みの哀愁メロディが随所に散りばめられてる・・・いや〜、あの時の衝撃を思い出すだけで震えてきます。

 

ホント何者なんだこの人たちは!って思いましたよ。

で、案の定ドハマりした自分は小遣いをやりくりしながら過去のアルバムやらビデオやらを購入。ハイスタ漬けの中学時代を過ごしました。

ハイスタがキッカケで・・・

高校に入ると聴く音楽が広がったんですが、いつも傍らにはハイスタ。悩んだ時はハイスタを聴いて元気をもらうイメージでした。

 

で、自分が高校2年の時にあの名盤が発売されたんです。

忘れもしない1999年6月。それがこのCDです。

 

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この「MAKING THE ROAD」で巷のハイスタ人気は爆発的になりました。

自分のまわりでもバンドを始める人が急増。すんごい勢いで「ハイスタ」という名前が広がっていったんです。

 

そんな時、テレビに出ないことで有名だったハイスタがWOWOWでライブ生中継をやるって噂が・・・これは何としても観たいぞおおおーー!

 

ただ実家はWOWOWに加入してない…。でも諦めきれなかった自分はどーにか録画したビデオだけでも拝みたかったんです。

 

いや、絶対に手に入れてみせる!!

 

この時の自分は、おそらく人生で一番フットワークが軽かったかもしれません。

ハイスタが好きと言ってる同級生や地元の知り合いに片っ端から連絡して、ハイスタの生中継を録画したビデオを探し回りました。

 

期末試験なんてクソ喰らえ!!こちとらハイスタで忙しいんじゃい!!

 

ホントすべての生活を投げ打って探してました。(自分でも異常だったと思う)

高校、バンド、地元、バイト先・・・自分の限りあるネットワークに掛け合ってみるも、なかなか見つかりません。

 

そして、2週間くらい経った頃、一人のクラスメートが教えてくれたんです。

 

「友達の友達が録画したビデオを持ってるらしいよ!」

 

 

 

 

あなたは神ですか?

 

 

 

ええええーーーー!!マジ?マジ?うおーーーーー!!!!ありがとーーーーーーう!!!!!

シェイクハーーーーーーンド!!!!

 

・・・というウザったいテンションでそのクラスメートに心の底から感謝したことを鮮明に覚えてます。

おそらく17年の人生でここまで喜んだのは初めてだったと思います。

 

よし。善は急げだ。

早速そのクラスメートに仲介してもらってビデオをお借りしよう・・・と思ったんですが、ここでちょっとした問題が発覚。

 

そのビデオの持ち主が女の子だったんです。

さらに言うと、その間にも女友達が入ってました。こんな相関図。

 

オニペタ 

 ↓

クラスメート(男子)

 ↓

同じ中学の同級生(女子)

 ↓

高校の友達でハイスタビデオ保持者(女子)

 

オニペタ「いやーー遠い道のりだねー。しかも女の子かぁ。」

クラスメート「でしょ・・・流石にやめとく?」 

オニペタ「いや、ここは引き下がれないよ。なんとかならない?」

クラスメート「一週間、学食おごりでどう?」

オニペタ「むむ。背に腹は変えられないな。お願いしますっ!!!」

クラスメート「よし。なんとかしてみるよ!」

 

ということで、クラスメートが頑張ってくれました。さっきのメンバー4人が学校帰りに集まるという機会を作ってくれたんです。

 

で、相当キンチョーしつつも無事ビデオを借りることができたんです。しかも可愛らしいお嬢さんだった・・・。

その日は4人でマックに行ったことを覚えてます。(もちろんダブルチーズバーガーを食べたはず)

 

で、当たり前の話ですが・・

借りたもんは返さなきゃいかんわけです!!

 

・・と、そーゆー名目を打ち立ててケータイの番号を交換して、後日ビデオを返しに行く日を調整しました。こりゃしゃーない!

そして、ビデオを返しに行く

わたくしも男であります。

女の子が好きなのであります。

 

ハイスタ好きの可愛らしい女の子と出会うなんて、ディスティニーだと思ったわけであります!!!

 

で、あらゆる妄想を膨らませながら返却日は2人で会うことになりました。

自分はお礼にご飯でもなんでも奢る気満々です。

 

しかーーーし・・・

その日、彼女はバイトがあるとのことで、ビデオを渡してすぐに解散となりました。俗にいう撃沈というやつですね。

 

その後もとくに連絡を取り合うわけでもなく、自分は夜な夜な彼女から借りてダビングしたハイスタのビデオを観る日々でした。

 

ハイスタは文句なしにカッコいい。

ただ自分はほろ苦い気持ちを押し殺しながらハイスタを聴きまくってました。(メールでもしろよ!って話なんですけどね)

そして一年後

ハイスタ主催のイベント「AIR JAM 2000」で、なんと彼女とバッタリ遭遇しました。

そして、それから自然と連絡を取り合うようになったんです。

 

ただ、良いことばかりじゃなかった。

 

このイベントを最後にハイスタは活動休止

彼女とは連絡を取り合っていたけど、お互い忙しくて遊びに行くことすらしませんでした…。なにやってんだか。

途絶えなかった連絡

半年に一回くらい電話をするという微妙な距離感が数年続きました。

ご飯に行くわけでもないのに、不思議と連絡だけは途絶えなかったんです。

 

この頃、彼女が自分の中でどんどん大きな存在になっていることに気づきました。

で、ようやく行動に移したんです。どんだけ引っ張ってんだよ!って自分でも思います。情けない・・・。

 

 

そんな彼女が今や二児の母。

 

愛するマイワイフにちなんだ記事はこれまでも書いてきましたが「馴れ初め」を書いてしまったのはハイスタの新作を聴いたせいですね。

www.dorakujimi.com

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ハイスタの新作は夫婦で正座して聴いた

1999年の「MAKING THE ROAD」から18年ぶり。

新作「The Gift」はフライングゲットしました。

さらに妻と再開した「AIR JAM 2000」のDVDを告知なしのゲリラ発売するなんて・・・レジでお姉さんが教えてくれて泣きそうになったわ。粋な計らいじゃのう。

 

そして、妻と「18年越しのハイスタ」を聴きました。自然と正座してましたよ。

 

正直、人生でこんなに待ち焦がれたアルバムは初めてです。

 

17歳だった自分は35歳になりました。

ハイスタ好きの女の子と結婚して2人の子供が産まれました。

16曲40分のこのアルバムは、この長い年月の空白をバッチリ埋めてくれました。

まとめ 

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この記事、本当はハイスタの新作レビューを書きたかったんだけどこんな感じになっちゃいました・・・。

なんというか言葉でこのアルバムを語るのは難しいですね。

 

ただ、一つだけ言えるのは、

自分が仮にハイスタの予備知識を持たないでこのアルバムを聴いたとしても確実にハマる自信があります。

だってこんな音を出せるバンドってホントにいないですから…。

 

ちなみにアルバムのタイトル曲「The Gift」はオフィシャルでYouTubeにアップされてます!

youtu.be

THE GIFT

THE GIFT

 

 最近仕事が忙しくてツラかったんですけど、このギフトのおかげで今日も頑張れそうです。(もう20回くらいリピート再生してる)


ということで、今日はここまで!

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