道楽じみている

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思いつきを深掘りする雑記

昭和の名曲を祖母にプレゼントした

祖母がいます。

現在93歳。施設で暮らしているので定期的に会いに行ってるんですね。

で、行くたびに「あぁ〜〜!久しぶりだぁ〜」といってオイオイ泣くんですよ。

で、自分ももらい泣きしてしまうのが毎度お決まりのパターンになってます。

祖母の記憶が薄れてるので毎回「感動の再開」になってしまうんですよねぇ。(実際は頻繁に行ってるんですが・・・)

祖母の影響力

ただ、こんな祖母でも昔の記憶だけはハッキリと覚えてるんです。

ここ10年くらいの記憶はスッポリ抜けて忘れてるのに・・・人の記憶って不思議なものですね。

なので施設に行くと昔話に花が咲くんですが、誰も覚えてないこと細かな話が祖母の口からポンポン飛び出してくるので面白いんです。

 

さらに、祖母はかなりの「芸能通」

昭和歌謡と芸能が生き甲斐みたいな人なので相当詳しいんです。

ちなみに自分の母親(祖母の娘)は、祖母の影響があってかスクールメイツに入って、ドリフとかキャンディーズの後ろで踊ってました。

ただ・・・その後4人組でデビューしたんですが全然売れなかったらしく、母親は「黒歴史」として完全に封印してます。

ま、もし売れてたら自分の父親(幼馴染)なんかと結婚せず、自分は存在してなかったかもしれません…。おそろしや。

祖母が教えてくれたこと

自分は子供の頃から祖母の話を聞くのが好きで、

  • 「ジュリーは恐ろしいほど美男子だった」
  • 「拓郎は歌だけじゃなくて喋りが面白い」
  • 「百恵ちゃんは宇崎竜童から曲をもらわなかったら売れてない」

・・・とか、色んな話を聞かせてくれたんです。

それで興味を持って「昭和の歌」を色々聴くようになりました。小学生くらいですかね。

自分は6年半しか昭和を生きてないんですが、昭和時代をはじめから終わりまで見てきた祖母の言われるがままに色んな昭和の歌を聴いてたんです。

で・・・これに見事にハマったんですよねぇ。

祖母の選曲は自分にピッタリで、どの曲もテープが伸びるまで聴いてた記憶があります。

昭和の名曲を祖母にプレゼントする

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施設に入ると好きな音楽とかも自由に聴けないと思うんです。

テレビは観てるんですが、かつて好きだった曲を思い出して欲しいって先日思い立ったんですね。

で、折角なので「単なる懐メロ」とかじゃなくて「いまも聴きたい昭和の名曲」をセレクトして、それをテープに録音して祖母にプレゼントしました。(ラジカセも)

正直、選曲はめちゃくちゃ悩みました〜。

祖母が喜んでくれるってことも念頭に置いてたんで、祖母との会話の断片から記憶を辿ってようやく出来上がった感じです。(相当時間をかけました・・・)

ということで、今回は祖母に渡したテープの中身を一部紹介したいと思います!

1. 有楽町で逢いましょう / フランク永井 (昭和32年)

もう最高です。

歌声がもんのすごく

アマーーーーイ!!!!

それでいて、めちゃくちゃジャジーでカッコイイという。

子供の頃「有楽町」という場所がとてつもなく神聖で特別な場所だと思ってました。

2. キサス・キサス・キサス / ザ・ピーナッツ (昭和34年)

この曲、カバーだってことは随分あとになって知りました…。

ただまぁ、何にせよ歌声のハーモニーがめちゃくちゃツボです。なんでしょうこの透明感は。

ピーナッツは名曲が多いですが、しっとりとしたこの曲は飽きがこないんですよねぇ。

3. ギターを持った渡り鳥 / 小林旭 (昭和34年)

めちゃくちゃブルースです。

コブシとブルースが良い感じでミックスされてて今聴いても古臭くない。

高音の伸びやかさは流石ですね〜。

祖母が言う「歌うまNo.1」はずっとこの人でした。

4. 見上げてごらん夜の星を / 坂本九 (昭和38年)

坂本九で一番好きな曲です。

もうね、歌い上げ方がハンパないんです!熱量がスゴイ!

巻き舌、しゃくり、ビブラート・・・数々のテクニックを思うがままに操ってます。

永六輔さんの歌詞も素晴らしいしオーケストラのアレンジも最高に気持ちいい。

夏の夜に屋根の上で聴きたい曲ですね。

5. ブルー・ライト・ヨコハマ / いしだあゆみ (昭和43年)

淡々と歌う当時のいしだあゆみさんはとんでもなく美人

そんなに歌がうまいってわけじゃないんですが、音の繋ぎ方が独特ですごーく個性的で病みつきになる歌声なんですよねぇ。

祖母がよく口ずさんでた曲です。

6. 圭子の夢は夜ひらく / 藤圭子 (昭和45年)

言わずと知れた宇多田ヒカルのお母さん

今聴くと、どことなく宇多田ヒカルが垣間見れる瞬間があります。

やっぱり歌はとんでもなく上手いですね。

低音のドスの利かせ方は迫力満点です。

7. 落陽 / 吉田拓郎 (昭和48年) 

曲の展開がかっこよすぎる。

フォークの域を超えて、限りなくロックに近づいてるせめぎ合いが最高です。

自分が吉田拓郎の中で一番好きな曲です。

なんて言うんでしょう。

詩の中に「優しさ」が含まれてるんですよねぇ。バファリン的な何かがあるんです。

8. 時の過ぎ行くままに / 沢田研二 (昭和50年) 

この頃のジュリーは祖母が言うとおりでマジ美男子です。

ねっちょりした独特の声がいい味出してますねぇ〜。

「時の過ぎ行くまま〜に〜」の「まま〜に〜」の部分がこの曲のキモだと思います。

ちょっとコードから離れた不協和音になって戻っていく感じが哀愁を放出しまくってます。最高です。

9. プレイバックPart2 / 山口百恵 (昭和53年)

百恵ちゃんの中で祖母が一番好きな曲でした。

こんなアップテンポな曲が好きなんて、当時50代とかの祖母は感覚が若かったのかもしれません。

ちなみに自分も祖母の影響で聴きまくってました。

ギターのフレーズと百恵ちゃんの迫力ボイスが掛け合いになってるところが大好きでした。

今聴いても鳥肌が立つほどカッコイイ

10. 異邦人 / 久保田早紀 (昭和54年)

超名曲です。

一時期、相当聴きまくってました。

この謎めいた雰囲気が当時の歌謡曲では異色をはなってたんじゃないですかねぇ。

この曲は140万枚くらい売れたそうです。

11. ルビーの指輪 / 寺尾聰 (昭和56年)

これもやっぱり超名曲。そして相当売れたようです。

時代の移り変わりを感じさせる曲調ですが、アキラが魅せる「渋み」には誰も叶わないでしょう。

歌う時の「力の抜き方」が絶妙すぎるんですよね。なんでしょうあの脱力感は。

それでいて聴いてて心地いい。

AKIRA・・・神がかってますね。

12. 愛燦燦 / 美空ひばり (昭和61年)

この曲はやっぱり外せませんでした。

説明不要の名曲ですが、聴くたびに新しい発見がある曲でもあります。

人生を真っ正面から歌う曲で、ここまで胸に刺さる曲は今のところ聴いたことがありません。

年を重ねてから聴くとまた違う発見がありそうです。

まとめ

祖母にこのテープを渡して、かなり喜んでもらえました。

まだテープを聴いたあとの感想は聞いてないんですが、次会うときには昭和歌謡の話で盛り上がりたいです。

だいぶ偏りのある昭和の名曲でしたが、皆さんもぜひ聴いてみてくださいー!

ということで、今日はここまで!